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小児矯正の専門医は機構認定の2資格を指し、資格がない歯科医師でも子どもの矯正治療そのものは行えます。岐阜県で日本矯正歯科学会の名簿に載る歯科医師は62名で、そのうち機構認定の矯正歯科専門医は3名です(日本矯正歯科学会)。専門医の在籍だけを条件にすると、通える範囲の候補はごく限られるのが実情です。認定医との違いと、名簿での確かめ方まで説明します。

小児矯正の専門医とは、日本歯科専門医機構が認定する「小児歯科専門医」と「矯正歯科専門医」の2つの資格を指します(日本歯科専門医機構)。どちらも歯科医師免許とは別の資格で、決められた年数の研修と試験を通った歯科医師だけが名乗れます。資格がない歯科医師でも子どもの矯正治療そのものは行えるため、専門医の在籍は医院選びの合否条件ではありません。
小児歯科専門医は、日本小児歯科学会に5年以上在籍し、学会が認めた研修施設で5年以上の臨床経験を積み、学術発表と専門医試験を通った歯科医師に与えられます。試験には症例の提示と口頭試問まで含まれ、認定後は5年ごとの更新が必要です。
矯正歯科専門医は道のりが違います。まず免許取得後1年以上の卒後臨床研修を受けます。次に認定研修施設で5年以上の研修と診療を経て、日本矯正歯科学会の矯正歯科認定医を取得します。そのうえで専門医研修を重ね、症例審査と筆記試験に合格して認定されます(日本歯科専門医機構)。扱うのは、出っ歯や受け口のように歯並びやかみ合わせがそろっていない状態で、不正咬合とはこれらをまとめた呼び方です。
この2つは、子どもの口の育ち全体を見る資格と、歯とあごを動かす計画を立てる資格だとリーフ総合歯科は受け止めています。生えかわりの様子が気になるなら前者、歯を動かす計画なら後者が近い立場です。
厚生労働大臣に届出(学会などの団体が国に行う届け出)のあった団体の認定資格として掲載されている歯科医師の専門性資格は5つで、口腔外科・歯周病・歯科麻酔・小児歯科・歯科放射線です。矯正はここに含まれません(厚生労働省)。
矯正歯科専門医を広告できないという意味ではありません。令和3年10月1日から機構の認定を受けた旨が広告できる事項に加わり、届出団体の資格名のほうが原則として外れました。機構の専門医一覧に矯正歯科が登場するのも2023年度の認定分からです。
リーフ総合歯科は、矯正の専門医は制度として新しく、名簿に載る人数が少ないのは当然という前提で見ています。だから「専門医」という表記を見かけたら、相談のときに担当する歯科医師へどの団体の認定かを直接たずねてみてください。

認定医は日本矯正歯科学会が、専門医は日本歯科専門医機構が認定する別々の資格で、専門医は認定医を取ったうえでさらに筆記試験と症例審査を通ります(日本矯正歯科学会)。順番が決まっているため、矯正歯科専門医の歯科医師は認定医でもあるという関係です。
| 歯科医師の層 | 認定するのは | 名簿での扱い | 相談で確かめること |
|---|---|---|---|
| 機構が認定した専門医 | 日本歯科専門医機構 | 氏名と診療所名が載る | どちらの専門医か |
| 学会が認定した認定医 | 日本矯正歯科学会 | 氏名と診療所名が載る | 更新の時期 |
| 資格の登録がない歯科医師 | — | 載らない | 子どもの矯正の担当経験 |
データ出典: 日本歯科専門医機構と日本矯正歯科学会の資格要件に基づくリーフ総合歯科の整理
認定医になるには、日本矯正歯科学会が指定した研修施設で、基本研修と臨床研修を合わせて5年以上の研修を修了しなければなりません。そのうえで診療と学術の実績を示し、症例審査に合格して認定される流れです。認定は取りきりではなく、5年ごとの更新審査で研修単位と更新症例の報告が求められます。
研修の場となる認定研修施設にも条件があり、研修指導医が1名以上常勤し、合計150症例以上の矯正歯科臨床研修を行えることが要件です。ここでいう咬合とは、上下の歯のかみ合わせのことです。
リーフ総合歯科は、認定医という表示を「症例を積み、審査を通り、更新し続けている」ことの目印として見ています。だから資格の有無だけでなく、いつ更新を受けたかまで聞ければ、今も矯正に力を入れているかが分かります。
専門医は、認定医の資格を持っていることが前提です。そのうえで診療と学術の実績と研修単位の取得を経て、筆記試験と症例審査に合格して認定される仕組みです。更新は5年ごとで、そのたびに症例審査があると、前掲の日本矯正歯科学会の説明が示しています。
認定医と専門医の差は、症例審査に筆記試験が加わり、更新のたびに症例を出し続けるかどうかにあります。片方が治療をしてよく、片方はいけないという線ではありません。この差を腕の優劣ではなく「外から確認できる材料の量」として読むと、資格を合否ではなく手がかりとして使えます。
矯正歯科治療は、歯科医師免許があれば行えます。認定医や専門医は免許とは別の任意の資格で、資格の有無が治療できるかどうかを分けるものではありません。
リーフ総合歯科は、資格を「その歯科医師が何をどれだけ積んできたかを外から確認できるようにしたもの」と位置づけています。
資格では確認できないことも残ります。月1回の通院を続けられるか、永久歯がそろうまでどこまで診てもらえるか、矯正中に虫歯ができたとき誰が診るか。この3つは相談の場でたずねてください。
要点: 子どもの矯正にかかわる歯科医師は、機構が認定した専門医・学会が認定した認定医・資格の登録がない歯科医師の3つに分かれます。名簿で分かるのは氏名と診療所名までで、通いやすさと矯正中の口の管理は相談の場で確かめる領域です。

専門医や認定医がいる歯科医院は、学会と機構が公開している名簿で、氏名・診療所名・所在地まで自分で確認できます。医院のサイトに資格の記載があるかどうかを待たなくても、外側から先に候補を絞り込めます。小児歯科と矯正歯科では公開している団体が違うため、開く入口も別です。
まず自分の都道府県の名簿を開いて、通える範囲に候補が何軒あるかを数えてみてください。
| 名簿と資格 | 岐阜県の掲載人数 | 所属の内訳 |
|---|---|---|
| 矯正の名簿全体(認定医を含む) | 62名 | 大学に24名 |
| うち機構認定の矯正歯科専門医 | 3名 | 大学2名・診療所1名 |
| 東濃・可児エリアの掲載者 | 5名 | 全員が認定医 |
| うち同エリアの専門医 | 0名 | — |
| 小児歯科専門医 | 22名 | 大学に9名 |
| うち土岐市内 | 0名 | — |
調査方法 対象: 日本矯正歯科学会の名簿の岐阜県分と、日本小児歯科学会 中部地方会ページの岐阜県欄の全件/N数: 62名と22名/期間: 2026年8月取得/集計方法: 全ページから種別・診療所名・住所を書き出し、資格の種類・大学か診療所か・市町村で分類/データ出典: 前掲の日本矯正歯科学会の名簿と日本小児歯科学会 中部地方会
東濃・可児エリアは多治見市・恵那市・中津川市・可児市・土岐市の5市です。表の数字は名簿に掲載されている歯科医師の数で、掲載を希望しない歯科医師がいる可能性は残ります。
リーフ総合歯科はこの分布を、地方では珍しくない形だと見ています。矯正の専門医は制度が新しく、認定に必要な研修施設が大学に集まるためです。専門医の在籍を必須条件にすると、東濃で通える医院はほとんど残りません。
矯正は原則として自費ですが、例外が3つあります。1つ目は国が定めた病気が原因で起きたかみ合わせの異常、2つ目は前歯と小臼歯の永久歯が3歯以上生えてこない場合(埋伏歯開窓術という処置を必要とするものに限る)、3つ目は顎変形症であごの手術を受ける前後に行う矯正です(日本矯正歯科学会)。当てはまるかを自分で判断するのは難しいため、歯科医師に確認してください。
これらを保険で行えるのは、施設基準に適合しているとして地方厚生(支)局長に届け出た保険医療機関だけです。施設基準(届出)とは、厚生労働大臣が定めた人員や設備の条件を満たしていることを届け出る仕組みを指します。地方厚生(支)局のサイトで「施設基準届出受理医療機関名簿」を探し、県別の歯科のPDFで「矯診」「顎診」を見つければ分かります。
届出の有無は医院側の体制の話で、患者側からはまず見えません。前の段落の3つの場合にあたる可能性を指摘されているなら、相談先を決める前に名簿で届出まで見ておいてください。
確認の手順: ①都道府県の名簿で候補が何軒あるかを見る ②通える範囲の診療所名と住所を控える ③保険の可能性があれば地方厚生局の名簿で届出を見る。この順で進めると、問い合わせで聞くことがはっきりします。

装置が付いてからは月1回ほどの調整に通う前提になるため、通える距離と時間帯を先に決めておきます(日本矯正歯科学会)。あわせて、子どもの矯正は生えかわりの途中と永久歯がそろってからの2段階に分かれるため、どこまで同じ医院で診てもらうかも始める前の確認事項です。
日本矯正歯科学会は、矯正歯科治療について「月1回の治療経過の確認が不可欠」とし、状況に応じて装置や矯正力を調整しないと予期せぬ事態が生じうると示しています。定期的な対面治療を疎かにした場合には十分な結果が得られない可能性がある、とも述べています(前掲の日本矯正歯科学会の資料)。実際の間隔は装置の種類や治療の段階で変わることがあるため、通う頻度は担当する歯科医師に確かめてください。
たとえば月1回の調整を2年続けるとすると、通院はおよそ24回です。この24回を平日の夕方に入れるのか土曜に入れるのかを、家族の予定に当てはめてみてください。通院の負担は、始めたあとになって効いてきます。
子どもの矯正は2段階に分かれます。1期治療とは、乳歯と永久歯が混ざる時期に、あごの成長を利用して歯が並ぶ場所をつくる治療のことです。2期治療とは、永久歯がそろってから歯そのものを並べる治療で、両者は目的が別です。
1期だけを扱う医院と、2期まで続けて診る医院があります。リーフ総合歯科は、途中で担当が変わる前提かどうかを最初の相談で確かめておくほうがよいと考えています。1期が終わったあとどうするのかを聞いておけば、数年先に通い先を探し直す手間を避けられるはずです。
資格以外の見分け方も含めて広く比べたい場合は、小児矯正歯科の選び方7つの基準にまとめています。
子どもの矯正の相談先は、資格・通い続けられるか・矯正中の口の中を誰が管理するか、の3点で見比べると決めやすくなります。名簿で確認できるのは1点目までで、残り2点は相談の場で聞くしかありません。この3点がそろえば、近くに専門医がいない地域でも相談先を選べるはずです。
家から近いかどうかだけでなく、矯正中に虫歯ができたとき誰が診るかも先に確かめておくと、あとで通い先を探し直さずに済みます。
リーフ総合歯科は、矯正歯科と小児歯科をどちらも診療メニューに置き、各分野の担当医が連携しています。だから矯正中に生じた虫歯や歯周病についても、院内でそのまま相談していただけます。装置が外れた、痛いといった場面の対応は矯正治療 安心サポートで公開し、届け出ている施設基準の内容も一覧で公開しています。通いやすさの面では、土曜診療と医院前の駐車場も判断材料です。
近くの名簿に専門医が見つからず相談先を決めかねている方、矯正中の虫歯まで含めて1つの医院で見てほしい方に向いています。顎の手術を伴う治療や保険で行える3つの場合にあたると指摘されているなら、届出のある医療機関を先に探すほうが早道です。
生えかわりや虫歯を含めた口全体の育ちが気になるなら小児歯科専門医、歯とあごを動かす計画を立てたいなら矯正歯科専門医が近い立場です。子どもの矯正は両方が重なるため、まずは通える範囲の歯科医院で診てもらい、必要に応じて紹介を受ける形でかまいません。
そうとは限りません。名簿は資格を持つ歯科医師を掲載しますが、反映に時期の差がありますし、掲載を希望しない場合もあります。見つからないときは、担当する歯科医師の資格と所属学会を医院に直接たずねるのが確実です。
保険が使えるのは国が定めた限られた場合だけで、見た目が気になるという理由では対象になりません。当てはまるかを自分で判断するのは難しいため、学校健診の結果票や紹介状を持って歯科医師に見てもらってください。
相談できます。矯正歯科と小児歯科をどちらも診療メニューに置き、各分野の担当医が連携する体制です。土曜も診療しており、医院前に駐車場があるため月1回の通院も続けやすい環境といえます。厚生労働大臣が定める施設基準の届出内容も公式サイトで公開しています。気になることが出てきた時期にご相談ください。
小児矯正の専門医は機構が認定する2つの資格を指しますが、資格の有無だけで医院は決まりません。資格で分かるのは積んできた研修と審査の量までで、通院を続けられるかや矯正中の虫歯を誰が診るかは名簿に載っていません。都道府県の名簿で通える候補を数え、保険の可能性を指摘されているなら地方厚生局の届出も見てから、相談先を決めてください。
リーフ総合歯科は矯正と一般の歯科治療を同じ医院で受けられる体制です。1期から2期までどこまで診てもらえるかは相談の場で確かめられるため、通いやすさも含めて考えたい方はご相談ください。
歯並びや生えかわりが気になったときが相談の時期で、治療を今から始めるか少し待つかはそのあとの別の判断です。確かめ方が分かっていれば、説明を聞きながら家族で決められます。個別の症状については歯科医師にご相談ください。