コラム | リーフ総合歯科・クローバー歯科
「最近、口の中が乾いてネバつく…これって年齢のせいなのかな?」
そう思うことはありませんか?
実は、更年期によるホルモンバランスの変化が、唾液の量やお口のうるおいに影響していることがあります。
そこで今回は「更年期に起こりやすいドライマウスの原因とセルフチェック、受診の目安」についてご紹介します。
口の乾きに悩む方は、ぜひ参考にご覧ください。
目次
更年期を迎えると、「最近やたら口が乾く」「水を飲んでもすぐ喉がカラカラ」などの悩みを感じる方が増えます。
その原因は、年齢や体質だけでなく、女性ホルモンの変化が大きく関係しています。
更年期になると、女性ホルモンの一つである「エストロゲン」が急に減少します。
このホルモンは唾液の分泌にも関係しており、減ることで口が乾きやすくなります。
肌が乾燥しやすくなるのと同じように、口の中のうるおいも失われやすくなるのです。
ホルモンの変化は、自律神経にも影響します。
唾液を出す神経の働きが乱れると、口の乾きやネバつきが起こりやすくなります。
さらに、ホットフラッシュや不眠、ストレスなどの更年期症状が重なると、ドライマウスが悪化することもあります。
ドライマウス(口腔乾燥症)は、唾液が減って口の中が乾く状態を指します。
唾液は食事や会話を助けるだけでなく、細菌を洗い流す役割もあります。
「もしかして自分も?」と思ったら、次の項目をチェックしてみましょう。
3項目以上当てはまる場合は、軽度のドライマウスが始まっているかもしれません。
唾液が減ると、むし歯や歯周病が起こりやすくなります。
これは、口の中を洗い流す「自浄作用」が弱まり、細菌が増えやすくなるからです。
また、味覚の変化や舌のヒリヒリ感、話しづらさ・食べにくさを感じることもあります。
重度になると、唾液や食べ物が気管に入りやすくなり、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の原因となることもあります。
生活習慣を少し見直すだけでも、ドライマウスは改善が期待できます。
今日からできる簡単なケアを紹介します。
耳の下やあごの下を、指先でやさしく円を描くようにマッサージします。
お風呂上がりや歯磨き後など、リラックスした時間に行いましょう。
「噛む」「なめる」動作は、唾液を出す一番手軽な方法です。
キシリトール入りの無糖ガムを1回5〜10分ほど噛むのがおすすめです。
硬めの食材(れんこん・ごぼう・りんごなど)をよく噛むことで、唾液が自然に増えます。
また、食事の最後に汁物をとると飲み込みやすくなり、乾き予防にもなります。
口呼吸を減らし、鼻でゆっくり呼吸する習慣をつけましょう。
水分は一度にたくさんではなく、「1時間に数口」こまめに飲むのがコツです。
緊張やストレスで交感神経が優位になると、唾液が減ります。
ぬるめのお風呂でリラックスしたり、深呼吸をするだけでも唾液腺が働きやすくなります。
「病気かも…でもどこに行けばいいかわからない」
そんなときは、まず歯科医院への相談をおすすめします。
歯科ではまず、唾液の量や分泌の状態を調べる検査を行います。
「唾液量測定」では、口の中にガーゼを置き、一定時間でどれくらい唾液が出るかを確認します。
さらに、虫歯や歯周病のリスク評価、かみ合わせの状態もチェック。
口呼吸や噛む力の低下が原因の場合は、それぞれに合った改善方法を提案してもらえます。
これらを通して、やわらげながらお口全体の健康を保つことができます。
症状が軽いうちに相談し、生活習慣の見直しと歯科でのサポートを組み合わせることで、症状の進行を抑えることが大切です。
歯科でのケアを行っても良くならない場合は、体全体の病気が関係している可能性もあります。
その際は、内科・婦人科などを併診すると安心です。
特に女性ではホルモンの影響も考えられるため、婦人科で相談する方も増えています。
また、糖尿病やシェーグレン症候群などが疑われる場合には、血液検査などで原因を探っていきます。
寝る前にぬるま湯で軽くうがいをするのは効果的です。
ただし、アルコール入りのマウスウォッシュは刺激が強く、乾燥を悪化させることがあります。
使用する場合は、ノンアルコールタイプを選ぶのがおすすめです。
どちらも唾液を出す効果がありますが、おすすめはガムです。
「噛む」という動作が唾液腺を刺激するため、より自然にうるおいを保てます。
ただし、糖分を多く含むガムやキャンディは虫歯の原因になりやすいので、、無糖タイプやキシリトール入りを選びましょう。
口の乾きは年齢だけでなく、生活習慣やホルモンの変化など、さまざまな要因が関係しています。
早めに気づいてケアを始めれることで、症状の悪化を抑えることができます。
「なんとなく乾くな」と感じたら、今日から少しずつ対策を始めてみましょう。
マッサージや水分補給、鼻呼吸を意識するだけでも変化が感じられます。
セルフケアで改善しないときは、迷わず歯科へ相談するのがおすすめです。
専門的なサポートを受けながら、うるおいのある快適な毎日を取り戻しましょう。
当院では、ドライマウスの原因を総合的に診る体制を整えています。
口腔外科・歯周病・矯正など各分野の専門医が連携し、唾液腺やかみ合わせ、口呼吸のクセまで多角的にチェック。
また、歯科衛生士による保湿指導や、生活習慣の改善サポートを通して、「乾きにくいお口」をめざしています。
さらに、内科クリニックとも連携しており、ホルモンバランスやお薬の影響まで含めて原因を確認します。
お口の乾きにお悩みの方も、まずはリーフ総合歯科・クローバー歯科へご相談ください。
参考サイト
・ドライマウス研究会
・テーマパーク8020|ドライマウス
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