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口の渇きは年齢のせい?更年期のドライマウス、原因と今すぐできる改善策

予防・メンテナンス
更年期で口の乾きに悩む女性がリラックスして水分補給をする様子

「最近、口の中が乾いてネバつく…これって年齢のせいなのかな?」

そう思うことはありませんか?

実は、更年期によるホルモンバランスの変化が、唾液の量やお口のうるおいに影響していることがあります。

そこで今回は「更年期に起こりやすいドライマウスの原因とセルフチェック、受診の目安」についてご紹介します。

口の乾きに悩む方は、ぜひ参考にご覧ください。

目次

50代・60代女性に多い「更年期ドライマウス」とは?

更年期を迎えると、「最近やたら口が乾く」「水を飲んでもすぐ喉がカラカラ」などの悩みを感じる方が増えます。

その原因は、年齢や体質だけでなく、女性ホルモンの変化が大きく関係しています。

エストロゲンの減少で口のうるおいも減る

年齢でエストロゲンが減ることを示す図

更年期になると、女性ホルモンの一つである「エストロゲン」が急に減少します。

このホルモンは唾液の分泌にも関係しており、減ることで口が乾きやすくなります。

肌が乾燥しやすくなるのと同じように、口の中のうるおいも失われやすくなるのです。

ホルモンバランスの乱れが自律神経にも影響

ホルモンの変化は、自律神経にも影響します。

唾液を出す神経の働きが乱れると、口の乾きやネバつきが起こりやすくなります。

さらに、ホットフラッシュや不眠、ストレスなどの更年期症状が重なると、ドライマウスが悪化することもあります。

もしかしてドライマウス?あなたの症状をチェック

ドライマウスの症状をセルフチェックする女性のイラスト

ドライマウス(口腔乾燥症)は、唾液が減って口の中が乾く状態を指します。

唾液は食事や会話を助けるだけでなく、細菌を洗い流す役割もあります。

「もしかして自分も?」と思ったら、次の項目をチェックしてみましょう。

こんな症状があったら要注意!セルフチェックリスト

3項目以上当てはまる場合は、軽度のドライマウスが始まっているかもしれません。

放置するとどうなる?ドライマウスが引き起こすお口のトラブル

唾液が減ると、むし歯や歯周病が起こりやすくなります。

これは、口の中を洗い流す「自浄作用」が弱まり、細菌が増えやすくなるからです。

また、味覚の変化や舌のヒリヒリ感、話しづらさ・食べにくさを感じることもあります。

重度になると、唾液や食べ物が気管に入りやすくなり、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の原因となることもあります。

【今すぐできる!】ドライマウスの簡単セルフケア

生活習慣を少し見直すだけでも、ドライマウスは改善が期待できます。

今日からできる簡単なケアを紹介します。

唾液腺マッサージ

ドライマウスを改善する唾液腺マッサージのやり方

耳の下やあごの下を、指先でやさしく円を描くようにマッサージします。

お風呂上がりや歯磨き後など、リラックスした時間に行いましょう。

ガムや無糖キャンディを活用

「噛む」「なめる」動作は、唾液を出す一番手軽な方法です。

キシリトール入りの無糖ガムを1回5〜10分ほど噛むのがおすすめです。

食べ方の工夫

硬めの食材(れんこん・ごぼう・りんごなど)をよく噛むことで、唾液が自然に増えます。

また、食事の最後に汁物をとると飲み込みやすくなり、乾き予防にもなります。

鼻呼吸とこまめな水分補給

口呼吸を減らし、鼻でゆっくり呼吸する習慣をつけましょう。

水分は一度にたくさんではなく、「1時間に数口」こまめに飲むのがコツです。

ストレスケアも忘れずに

緊張やストレスで交感神経が優位になると、唾液が減ります。

ぬるめのお風呂でリラックスしたり、深呼吸をするだけでも唾液腺が働きやすくなります。

ドライマウスの悩み、どこに相談すればいい?

「病気かも…でもどこに行けばいいかわからない」

そんなときは、まず歯科医院への相談をおすすめします。

歯科医院でできる専門的な治療

歯科衛生士がドライマウス治療について患者に説明している様子

歯科ではまず、唾液の量や分泌の状態を調べる検査を行います。

「唾液量測定」では、口の中にガーゼを置き、一定時間でどれくらい唾液が出るかを確認します。

さらに、虫歯や歯周病のリスク評価、かみ合わせの状態もチェック。

口呼吸や噛む力の低下が原因の場合は、それぞれに合った改善方法を提案してもらえます。

これらを通して、やわらげながらお口全体の健康を保つことができます。

症状が軽いうちに相談し、生活習慣の見直しと歯科でのサポートを組み合わせることで、症状の進行を抑えることが大切です。

それでも改善しない場合は?

歯科でのケアを行っても良くならない場合は、体全体の病気が関係している可能性もあります。

その際は、内科・婦人科などを併診すると安心です。

特に女性ではホルモンの影響も考えられるため、婦人科で相談する方も増えています。

また、糖尿病やシェーグレン症候群などが疑われる場合には、血液検査などで原因を探っていきます。

よくある疑問

寝る前のうがい・マウスウォッシュは効果的ですか?

寝る前にぬるま湯で軽くうがいをするのは効果的です。

ただし、アルコール入りのマウスウォッシュは刺激が強く、乾燥を悪化させることがあります。

使用する場合は、ノンアルコールタイプを選ぶのがおすすめです。

ガムとキャンディ、どっちが良いですか?

どちらも唾液を出す効果がありますが、おすすめはガムです。

 「噛む」という動作が唾液腺を刺激するため、より自然にうるおいを保てます。

ただし、糖分を多く含むガムやキャンディは虫歯の原因になりやすいので、、無糖タイプやキシリトール入りを選びましょう。

【まとめ】ドライマウスの不安を解消して快適な毎日を過ごしましょう

歯科でドライマウスの相談をして安心した笑顔の女性

口の乾きは年齢だけでなく、生活習慣やホルモンの変化など、さまざまな要因が関係しています。

早めに気づいてケアを始めれることで、症状の悪化を抑えることができます。

「なんとなく乾くな」と感じたら、今日から少しずつ対策を始めてみましょう。

マッサージや水分補給、鼻呼吸を意識するだけでも変化が感じられます。

セルフケアで改善しないときは、迷わず歯科へ相談するのがおすすめです。

専門的なサポートを受けながら、うるおいのある快適な毎日を取り戻しましょう。

ドライマウスでお悩みの方はぜひご相談ください

当院では、ドライマウスの原因を総合的に診る体制を整えています。

口腔外科・歯周病・矯正など各分野の専門医が連携し、唾液腺やかみ合わせ、口呼吸のクセまで多角的にチェック。

また、歯科衛生士による保湿指導や、生活習慣の改善サポートを通して、「乾きにくいお口」をめざしています。

さらに、内科クリニックとも連携しており、ホルモンバランスやお薬の影響まで含めて原因を確認します。

お口の乾きにお悩みの方も、まずはリーフ総合歯科・クローバー歯科へご相談ください。

参考サイト
ドライマウス研究会
テーマパーク8020|ドライマウス

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