コラム

2024年の診療報酬改定により、これまで院内掲示だけで足りていた施設基準の情報は公式ホームページへ公開することが義務化されました。
どのような診療体制や安全対策が整っているかを事前に確認できることは、患者さんが歯科医院を選ぶうえでの大切な判断材料です。クローバー歯科では、この掲載義務を単なる法令遵守にとどめず、医療DXの活用や院内感染対策など、私たちの強みと取得加算を見える化することで、より透明性の高い医療を提供します。本記事では、ホームページに載せるべき施設基準の要点と、当院が実践する具体策をわかりやすくご紹介します。

医療DX推進体制整備加算

医療情報システムを利用して、患者さんに質の高い医療を提供するための十分な情報を取得し、診療実施の際に活用しています。

歯科点数表の初診料の注1に規定する基準

歯科診療時の院内感染対策についての研修を受けた常勤の歯科医師及びスタッフが在籍し、規定された装置・器具の設置をしています。また、定期的に職員に対して院内感染対策に関する研修会を開いています。

歯科外来診療医療安全対策加算１

医療安全対策に関する研修を受けた歯科医師及び医療安全管理者を配置しています。また自動体外式除細動器（AED）を保有し、緊急時の対応及び医療安全について十分な体制を整備しています。

歯科外来診療感染対策加算１

外来診療時における院内感染対策に関する研修を受けた歯科医師及び院内感染管理者を配置しています。院内感染対策に関して当院では標準予防策を講じ、十分な消毒・滅菌体制を有しています。

歯科治療時医療管理料

高血圧、心不全、脳血管障害などの歯科治療に影響を受けるであろう基礎疾患を持つ患者様への治療時に、医科の主治医や病院と連携し、モニタリング等、全身的な管理体制を取ることができます

口腔管理体制強化加算

歯科疾患の重症化予防に資する継続管理、高齢者の心身の特性、口腔機能の管理及び緊急時対応等に係る研修を全て修了した歯科医師が在籍しています。また、う蝕や歯周病の重症化予防に関する継続管理の実績があり、歯科以外の多職種との連携に関する会議に参加しています。自動体外式除細動器（AED）や救急蘇生セットなどを常備しています

在宅療養支援歯科診療所２

在宅で療養している方や介護施設等に入所している方に対し、歯科医療面から支援を行う歯科診療所を指します。訪問歯科診療や、医療機関との連携などを通して、患者の口腔ケアや歯科治療をサポートします。

歯科訪問診療料の注15に規定する基準

身体的または精神的な理由で歯科医院に通院できない患者様に対し、歯科医師や歯科衛生士が自宅や介護施設、病院などに訪問して歯科診療や口腔ケアを行なっております。

在宅歯科医療推進加算

歯科を標榜する診療所である保険医療機関であること。 当該保険医療機関における歯科訪問診療の月平均延べ患者数が５人以上であり、そのうち６割以上が歯科訪問診療１を算定

有床義歯咀嚼機能検査2のロ及び咬合圧検査

義歯を装着し咬合圧の測定のための分析装置を備えております。咬合機能の回復の程度等を総合的に評価し、義歯の調整や指導管理を行っております。

外来後発医薬品使用体制加算

当院では、後発医薬品（ジェネリック医薬品）の使用を推進し、医薬品の供給が不足した場合に、患者様へご説明の上、医薬品の代替品の提供や用量・投与日数などの処方変更に関して適切な対応を行います。

歯科技工士連携加算2

歯科医師と歯科技工士が情報通信機器を使って連携し、印象採得、咬合採得、仮床試適などの業務を行います

光学印象歯科技工士連携加算

歯科補綴治療に係る専門の知識及び3年以上の経験を有する歯科医師が1名以上配置され、また保険医療機関内に歯科技工士が配置されており、歯科医師と歯科技工士が協力して口腔内の確認を行い光学（デジタル）印象装置を活用する体制を整えています。

CAD/CAM冠及びCAD/CAMインレー

院内に歯科技工士が配置されており、歯科用CAD／CAM装置が設置されていることでCAD/CAM冠及びCAD/CAMインレーを製作する体制を整えています。

クラウン・ブリッジ維持管理料

歯冠補綴物またはブリッジを装着した患者様に対して、維持管理に係る説明を行い、その内容を文書により提供しています。

歯科外来・在宅ベースアップ評価料（Ⅰ）

医療現場で働く方々のベースアップを行うことで、人材を確保し、良質な医療提供を持続させるための取り組みをしております